コラム

日本ミツバチとは? ミツロウとは?

みつばちラップやミツロウラップに使われているミツロウ(蜜蝋)やミツバチ(蜜蜂)について少し説明したいと思います。

日本ミツバチとは

一般的に養蜂されている西洋ミツバチは、蜜の採集や受粉用に飼育されている外来種ですが、
日本ミツバチはその名の通り日本古来の野生種で自然に生息しています。
見た目も、日本ミツバチのほうが少し小ぶりで全体的に黒っぽいです。

国産のはちみつは希少ですが、一般的にスーパーなどで売られているものは西洋ミツバチから採ったものがほとんどです。
さらに希少な日本ミツバチのはちみつとなると、なかなか市場に出回らないのが現状です。
1種類の花を集める西洋ミツバチと違って、日本ミツバチは自然の中の複数の花から蜜を集めます。
日本ミツバチの巣から採れるハチミツは「百花蜜」とも言われ、濃厚で深い味わいのあるハチミツです。

日本ミツバチは暑さなどの環境の変化によって、せっかく作り上げた巣を捨てて引っ越しをすることがあります。
西洋ミツバチは一度巣を作ってしまえば、その巣にとどまり続けてくれるので管理がしやすく、安定してハチミツを採集できるので産業に向いています。

日本ミツバチは管理が難しく、ハチミツの採れる量が少ないので産業用には向かないミツバチなのです。
しかし、日本ミツバチは大人しい性格であまり刺すことはなく、寒さや病気にも強く、天敵のスズメバチにも集団で力を合わせて有効的な攻撃で対処するなどの特性があります。
その特性から趣味で養蜂をする人には人気があります。

また近年、日本ミツバチの生態系に対して重要な役割が注目され、日本ミツバチを守ろうという団体も出てきています。

自然の雑木林が多い淡路島は蜜源が多く、日本ミツバチが生息するには最適な土地と言えます。

ミツロウとは

ミツロウとは、ミツバチの巣を構成するものでハチミツを採り終えた巣を精製してつくられます。
身近なところではキャンドルや化粧品、クレヨン、医療や食品にも利用されています。

ミツロウを採るためにミツバチの巣を採ることはありません。ハチミツの副産物であり、少量しか採れない日本ミツバチのミツロウは利用されずに放置されることもあります。
日本ミツバチのミツロウはプロポリスを含まんでいないのでロウの純度が高く、養蜂時に薬剤などを使っていないので安心できる天然のロウです。
そんな希少な、安心安全な日本ミツバチのミツロウを使って、淡路島みつばちラップは作られています。
未漂白なので、ミツロウのそのままの鮮やかなオレンジイエローが特徴です。使っていくうちに色が抜けていきますが、品質には問題ございません。